通勤手当が課税されるかもしれない話
- Unite-ventures.com
- 5月15日
- 読了時間: 2分
更新日:6月3日
少し前に、通勤手当の非課税枠を引き上げる話が出ました。
しかし一方で、「通勤手当に税金をかける」といった話題も広まりました。
今後の政局もあり、どのような取り扱いになるかは、実はまだ見えてきません。
ところでこの通勤手当の非課税枠ですが、ざっと見ると下記図表のようなものです。

そもそもなぜこのような非課税枠があるのでしょう?
従業員さんが通勤に要する費用のうち、合理的な範囲で発生する実費相当額については、所得税の課税対象としないという考え方に基づいているんです。
これは、通勤にかかる費用が従業員さんの生活に不可欠な支出であり、給与所得とは性質が異なると考えられているんです。
確かに労働の対価である給与所得を得に行くのに、その得に行く為の労働の対価でない支出にまで税金をかけるのでは、公平性を欠いていると言えるのでしょう。
ではなぜ、そんな通勤手当に課税しようとする動きが起こっているのでしょう?

現時点(2025年)では「議論段階」にあり、制度変更が決定したわけではありません。
今後、段階的な見直しが議論される可能性があります。
つい最近、サラリーマン時代に乗っていた時間帯に、サラリーマン時代に乗っていた路線に乗りました。あの頃は毎日ぎゅうぎゅうで、いわゆる「積み残し」っていう事象が毎日のように発生してました。でもそれも今や昔の話となっているようです。混雑はしているものの、あの頃のぎゅうぎゅう感はもうそこにはありませんでした。
平時の時代の変化は、グラデーションのように変わっていくと言われます。
通勤手当と税の関係も、このグラデーションの中に入っていると言えるのでしょうね。
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