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「正社員だけ」はもう通用しない? 厚労省・新指針案が狙う『家族・住宅手当』の衝撃 

更新日:4 時間前

こんにちは!

人事労務の世界に、また一つ激震が走っています。


厚生労働省が示した「同一労働同一賃金」に関する新しい指針案。

ここで、これまで「グレーゾーン」とされていた6つの待遇について、明確な判断基準が示されようとしています。


特に衝撃的なのが、多くの日本企業で「正社員のみ」に支給されてきた「家族手当」と「住宅手当」が含まれていることです。


今日は、この新指針案が企業に何を求めているのか、そのポイントを解説します。


➀新たに明記された「6つの待遇」とは?


今回の指針案で、正規・非正規(パート・契約社員など)の間で「不合理な格差をつけてはいけない」として、具体的に検討対象に挙がったのは以下の6つです。


  1. 家族手当(扶養手当)

  2. 住宅手当

  3. 通勤手当

  4. 食事手当

  5. 精皆勤手当

  6. 特殊作業手当


これまでは、「正社員は転勤があるから」「長期雇用が前提だから」という理由で、これらの手当を正社員に限定することが黙認されがちでした。しかし、新指針案では「手当の『目的』が同じなら、同じように支給すべき」という姿勢をより鮮明に打ち出しています。


➁なぜ「家族手当」「住宅手当」が問題なのか?


例えば、「家族手当」の目的が「従業員の生活費(扶養負担)の補助」だとします。

すると、こう問われるわけです。


「正社員の子どもはお金がかかるけど、パート社員の子どもはお金がかからないのですか?」


答えはもちろん「NO」ですよね。


もし手当の目的が「生活の支援」であるならば、雇用形態(正社員かパートか)に関わらず、要件(子どもがいる等)を満たす全員に支給しなければ「不合理」である、というのが今回の指針の考え方です。


「住宅手当」も同様です。「転勤に伴う負担」への手当なら転勤がある人だけでOKですが、単なる「家賃補助」であれば、非正規社員にも支給する必要が出てきます。


⓷企業が迫られる「3つの選択」


この指針案が正式決定されると、企業は厳しい選択を迫られます。


  1. 非正規社員にも支給する

    コストは増えますが、公平性は保たれ、人材確保にはプラスになります。


  2. 正社員の手当を廃止する(給与に組み込む)

    「属人給(人につく手当)」をなくし、仕事の内容で給与を決める「職務給」へ移行するパターンです。正社員からの反発を招かないよう、慎重な移行が必要です。


  3. 手当の「目的」を再定義する

    「なぜこの手当を払うのか」を明確にし、正社員にしか払わない合理的な理由(例:転勤の有無など)を説明できるように規定を作り変える必要があります。


まとめ:手当の「断捨離」と「再構築」のとき


今回の指針案は、日本型の「家族的な経営(生活丸ごと面倒を見ますよ)」と、現代の「ジョブ型・多様な働き方」との摩擦を解消しようとする動きです。


「昔からあるから」となんとなく支給している手当はありませんか?


これを機に、一つひとつの手当の意味を見直し、「誰に、何のために報いるのか」という賃金のメッセージを明確にしていきましょう。

 
 
 

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